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Painting a sentence / Stories about Mishima
大中小さまざまな / 三島に関する / 三島の話
(2023)
三島の街を歩いていると、文学碑があることに興味を持った。澄んだ川のそばには黒く輝く石があり、後世に残すべき文学の名文が彫られている。ふと、ここに刻まれている数百年は形が変わらないであろう言葉と、図書館にある数多ある言葉や、誰にも見せずに書いている日記、電話をしながらとるメモの言葉は何が違うのか気になった。
制作は、三島に住む方々の日記や、彼らが選んだ書籍(例えばフルートの演習方法や、昔話、方言や市の特産品に関する書籍)、市のガイドブックなどの文章を切り刻み、文章を並び替えることから始まった。一見文法が破滅し支離滅裂に見えるが、間違いなく三島に関する言葉だった。
その言葉から発想を広げ絵画を制作し、作った言葉を本に編み直した。
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