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The Cause of a Name

名前になる原因

SOLO EXHIBITION

会期 : 2026年8月22日 - 9月19日

時間:12:00〜19:00

         (月火定休)

会場 : Eunoia

     兵庫県神戸市灘区徳井町5丁目1-1

         ファミリーハイツ徳井103​

実家からバスで20分、新快速で分。神戸は、私にとって近くて遠い都会でした。そして神戸出身の画家・小磯良平もまた、憧れの存在です。

小磯良平が描いた女性像には、《婦人像》というタイトルの作品が数多く存在します。そこで「婦人」たちは、美として理想的に構成され描かれました。そういった近代的な美の価値観を批判する方法の一つとして、描かれた人物に焦点を当て、語り直す試みが行われてきました。しかし、それではどれだけリサーチを重ねても、表象されたものが本当に彼女たちの実態であるのかという疑問が残り続けます。そこで私は、そこから少し離れ、《婦人像》というタイトルとイメージを出発点に、それを解体することを試みます。

「婦人」と呼ばれることで、そこに描かれた女性は、固有の名前を持たない存在として残されています。私は、彼女たちの本当の名前を知りたいと思いました。本展では、二文字・三文字・四文字の平仮名の組み合わせによって想定できる24,010,000通りの名前を紙に印刷しています。「あああ」「ああい」「ああう」……と、組み合わせうるすべての文字列を並べました。この膨大な紙のどこかに、彼女たちの本当の名前が必ず含まれています。

さらに、「婦人像」そのものを解体し、新たに描き直すことはできるのかを試みました。たとえば顔がなくても、手の一部分だけでも、それは《婦人像》と呼べるのでしょうか。本展は、《婦人像》というタイトルから出発し、名指しと固有名、そしてイメージが私たちの認識をどのようにつくり変えるのかを問いかけます。

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