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7月3日
7月2日
昼間に小磯良平の画集が届く。状態がよく、これでようやく制作が進みそう。
夜には友人とポークステーキを食べに行く。この友人とは同僚でもあるので、私だけが友人だと思っていう可能性もある。友人と同僚の関係性のグラデーションは反復横跳びのように変化する。右片足は友人の位置に置いたまま、左半身は職場にいる時には、その関係にそぐわない話法で話してしまうこともある。ただ、職場でないところで会う時には、右足も左半身も友人の位置にいることができるので安心する。
言ったことは本当になったりするよねというような内容を話し、私が「じゃあ毎朝、私は明るいって言ったら本当になるのかな」と言ったら、「これ以上明るくなってどうすんですか」と返される。自分のことを暗い人間だと思っていたので嬉しくなって、その後何回も「私って明るいの?」と訊いてしまった。
7月1日
ふたたびお茶の水の歯医者へ。良い患者でありたいと思う心の動きはなんなんだろう。
三省堂書店で言語哲学の本を数冊と、ようやくウィトゲンシュタインの『哲学探究』を購入。ようやくというのは、『哲学探究』の精読会に通っているためだ。このところ、名指しや言葉の意味といった問題は、制作や哲学を学ぶこと、そして仕事の3点を繋ぐ線となり、ついには輪になったようだ。これまで作品のために本を読んでいたけど、今は理解するために作品を作っている。理解するには遠回りで、作品作るのが遅いのもそれが理由かもしれない。
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